陳宇梅
(廣西大學(xué)外國(guó)語學(xué)院 廣西 南寧 530004)
同時(shí)通訳又はサイマルとは話者の話していることを同時(shí)に聞き手に訳してあげることであり、同時(shí)性の特色があるからこそ訳者にとってチャレンジ的であると思う。今の國(guó)內(nèi)において、日中同時(shí)通訳者は依然として供給不足の狀態(tài)で、人々の目を引いている。だが、一人前の同時(shí)通訳者になるには無數(shù)の練習(xí)を積み重ね、実踐の場(chǎng)に身を置いて経験しなければならないことをサイマル実踐練習(xí)の體験からしみじみと感じたのである。そしてその模擬練習(xí)を通じ、自分の各面のレベル、例えば語學(xué)力——外國(guó)語にしても、母國(guó)語にしても——また集中力、瞬間記憶力、予測(cè)力とクイックレスポンス力などを何分間の間にチェックできる。
サイマルをよくできようには、まずはその事前準(zhǔn)備に工夫しなければ絶対だめであると思う。サイマルは原稿ありと原稿なしの二種類がある。當(dāng)然原稿なしの場(chǎng)合はより難しいと思われる。そういっても原稿あれば必ずうまく訳せるとは限らない。もし原稿はその始まりの直前まで手に入れば文字に拘られ、集中をそっちに散漫にさせてしまって、かえってうまくやれなくなるかもしれない。にもかかわらず、サイマル授業(yè)の初段階では実踐練習(xí)の前、內(nèi)容の概要について一言大まかに紹介したり、キーワードぐらい教えたりすることは學(xué)習(xí)者にとって少し安心だし、それらに基づいて関連知識(shí)も想像付ける余裕がある。このようにたくさんの模擬実踐を繰り返したら、簡(jiǎn)単な原稿なしサイマルに試みることができるであろう。このように簡(jiǎn)単なものから次第に難しさを増し、學(xué)習(xí)者の練習(xí)を強(qiáng)化できるとともに自信もだんだんあるはずだと思う。
ここでも學(xué)習(xí)者の立場(chǎng)から自信などの個(gè)人性的な要素がサイマル効果に大いに影響していると感じる。まずは所謂気持ちのタフさという心理的素質(zhì)を備えなければならない。サイマル現(xiàn)場(chǎng)に身を置いて緊張せずに訳すことは言うまでもなく必要である。また訳者にとって興味のある內(nèi)容または馴染み深い內(nèi)容だったら、よいサイマルが出ると考える。それに訳者の気持ちも常によい狀態(tài)でやる気満々だとすれば、順調(diào)に聞き取れ、直ちに頭の中に訳語を決められて文を形成するという一連のことをほぼ一瞬の間に仕上げるのである。
サイマルをするのにいくつかのテクニックがあると気づいた。
今の段階では知識(shí)量もだんだん蓄えているところで実踐も少ないから、サイマル練習(xí)をする時(shí)隨分長(zhǎng)い文が出た場(chǎng)合一々と訳すに拘らないで、枠組みのようなもので言い換えしても構(gòu)わないと思う。何しろ聞き手はまずその中身を知りたいからである。また、難しい言葉や分からない表現(xiàn)があったら慌てないで、関連語からヒントを見つけて想像するのである。想像できなければすぐに諦めて次の內(nèi)容へ移すことである。何よりも時(shí)間がきついからである。その他、非常にくどくどしい表現(xiàn)だったら余計(jì)な言葉を省略して簡(jiǎn)潔に訳すことである。
前もたくさんの実踐練習(xí)が必要だと言ったが、実はサイマルの実踐の機(jī)會(huì)は非常に少ないし、學(xué)生の授業(yè)時(shí)間と精力の余裕もそんなに多くあるはずもないし、やはり平日常に細(xì)かいことに気を配って積極的に通訳の狀態(tài)に入ろうという知的好奇心を持つことはより効果的ではないかと思う。また世界の発展は日進(jìn)月歩しており、その情報(bào)も常に目まぐるしく増えている。それにサイマルは限られている知識(shí)を持って未知の世界に入り込んでいくので、絶えず専門的な職業(yè)訓(xùn)練を積み重ねる外、幅広い知識(shí)特に出てくる新語を積極的に身につける心構(gòu)えことも大切であると思う。
ずっとサイマルと言っても、実は通訳の一種であるからサイマル機(jī)會(huì)は多くない時(shí)、日頃通訳の練習(xí)を続けることは我々學(xué)生にとってサイマルの技能訓(xùn)練になるものであると思う。授業(yè)と自習(xí)時(shí)間のほか、例えば食事を取る間にラジオを聞き、最新の情報(bào)——事件や事故——に出てくる言葉や表現(xiàn)を日本語でどう表すのかとすぐ辭書やネットで調(diào)べれば自分なりの「知識(shí)蔵」が益々豊かになれるわけである。また、歩いている時(shí)も黙々とシャドウィングして耳と口の練習(xí)を積み重ねられ、一つのよい習(xí)慣であると思う。
以上はサイマルについて自分の感じたこと、考えたことについて少し話したが、要するには所謂「継続は力なり」の通り、練習(xí)を続けることは大切である。また語學(xué)力の技能訓(xùn)練をするとともに実踐から自らサイマルにある巧みを発見し、能率的に訳せるよう努めていくべきであると思う。プロな同時(shí)通訳者になるにはいろいろな條件か素質(zhì)を備えなければいけないが、その手段として日頃の通訳練習(xí)も重視すべきであると思う。
[1]周殿清.同聲傳譯[M].大連:大連理工大學(xué)出版社,2003.
[2]仲偉合.同聲傳譯基礎(chǔ)[M].北京:外語教學(xué)與研究出版社,2010.