以下は明清時(shí)代白話小説の“齊整”と“整齊”の用例:
①後來(lái)看小全哥滿了五年,晁夫人齊整送他與吳學(xué)顏一處,卻也還在宅裡住的日多,在莊上住的日少(《醒世》49.14b.1)1)(きちんとした?整った)
②到了天明,各軍將士均已整齊隊(duì)伍,在轅外候送。這些倭民,聞知大將軍回京,都想懇留(《野叟》第134回)(秩序正しく整える)
③胡無(wú)翳道:…如今果然壘在後園龕內(nèi),京城裡面,多少勛臣太監(jiān)都來(lái)瞻拜,皇太后都差了司禮監(jiān)下來(lái)上香,修蓋的好不齊整(《醒世》22.8b.9)(整う?整える)
④卻說(shuō)晁夫人一百零四歲的壽辰,興旺人家,那個(gè)不來(lái)趨奉。又恭逢這般盛典,不要說(shuō)有整齊酒席欵待,就是空來(lái)看看,也是平生罕見(jiàn)的奇逢(《醒世》90.8b.8)(ちゃんとそろえている)
⑤寳象花揀妝、棹椅錦杌擺設(shè)齊整。大娘子吳月娘房裏使著兩個(gè)丫頭,一名春梅,一名玉簫(《金瓶》9.2a.4)(ちゃんとそろえている)
⑥和書(shū)童兒、玳安兒,又早在前?擺放桌席齊整,請(qǐng)衆(zhòng)奶奶每逓酒上席(《金瓶》43.13a.3)(ちゃんとする)
⑦你家裡放著一個(gè)又標(biāo)緻,又齊整,又明眉大眼,又高梁鼻相的個(gè)正頭妻,這裡又有一個(gè)描不成畫(huà)不就的個(gè)小娘子,狗攬三堆屎,你又尋將我來(lái)是待怎麼(《醒世》79.6a.9)(美しい、綺麗である)
近世時(shí)代を中心に“齊整”と“整齊”についての先行研究は僅か少ない。管見(jiàn)の限りで張?。?010)《中古漢語(yǔ)同素逆序詞演變研究》は近世時(shí)代に少し觸れた。以下のように指摘する。
“齊整”和“整齊”有相同的義項(xiàng)但是有不同的分工,“整齊”上古已有,還可用作動(dòng)詞,“齊整”中古產(chǎn)生,沒(méi)有動(dòng)詞用法,到近代漢語(yǔ)齊整可以用來(lái)描述容貌外表,而“整齊”一般沒(méi)有此種用法。
張巍は“齊整”と“整齊”が同じ意味項(xiàng)目を持っているが、使い方は違うと指摘する。しかしながら、ただ意味面だけの差異を説明する。
本研究は張巍の研究に補(bǔ)充したい。
例①~⑦を見(jiàn)てみよう。
品詞面で例①“齊整”は形容詞の副詞化(きちんとした)で“送他與吳學(xué)顏一處”を修飾するが、例②“整齊”は動(dòng)詞(秩序正しく整える)で用いられる。“齊整”は動(dòng)詞の用法があるか?!罢R”は形容詞の副詞化の用法があるか。品詞面ではこれについて検討したい。
會(huì)話文と地の文で例③“齊整”は口頭語(yǔ)として使用されるが、例④“整齊”は地の文に使用される。會(huì)話文と地の文で両用語(yǔ)は差異があると考えられる。
文の成分で例⑤⑥“齊整”両方は動(dòng)詞の補(bǔ)語(yǔ)である。例④棹椅錦杌擺設(shè)齊整“名詞+動(dòng)詞+形容詞”の句法構(gòu)造は普通の表現(xiàn)であるが、例⑤擺放桌席齊整“動(dòng)詞+名詞+形容詞”の句法構(gòu)造もある?!皠?dòng)詞+名詞+形容詞”の句法構(gòu)造は一般的な表現(xiàn)ではない。文の成分で“齊整”と“整齊”の差異は張巍は言及してない。
意味面で例⑦“齊整”は「美しい、綺麗である]の意味で、例②、④“整齊”と違う。そして、現(xiàn)代普通話ではこの意味項(xiàng)目はないが、方言ではまだ殘っている。
例①~⑦を説明したように、明清時(shí)代の“齊整”と“整齊”の違いは意味面の他に、品詞面、會(huì)話文と地の文、文の成分、現(xiàn)代漢語(yǔ)への継承では差異が存在する。本研究を通して張巍の研究不足分を補(bǔ)充したい。
以上の問(wèn)題點(diǎn)を纏めると、以下のようになる。
⑴明清時(shí)代“齊整”は形容詞の副詞化の使い方がある?!罢R”も一緒であるか。そして、“整齊”は動(dòng)詞の使い方があるが、“齊整”はあるか。
⑵會(huì)話文と地の文では明清時(shí)代の“齊整”の口語(yǔ)色は“整齊”より強(qiáng)いか。
⑶句法構(gòu)造上では、明清時(shí)代の“齊整”は動(dòng)詞の補(bǔ)語(yǔ)としての用法があり、文の中では名詞の前後にも置き、動(dòng)詞の前後にも置くが、“整齊”はどうなるか。
⑷明清時(shí)代では“齊整”の“漂亮、俊俏”「美しい、綺麗である」意味は使用されるが、現(xiàn)代共通語(yǔ)にはあまりない。しかし、現(xiàn)代方言にはどう継承するか。
考察から“齊整”と“整齊”は三つの意味項(xiàng)目があり、“不亂合乎一定的形式(不雜踏;不參差不齊)”「整然としている」→Aとする、“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」→Bとする、“齊全;完備”「整える、揃う」→Cとする。
“齊整”と“整齊”は明清代表的白話小説で基礎(chǔ)方言(南方、北方)、意味項(xiàng)目によってどのように分布するかを表一に作られた。
a.明清時(shí)代“齊整”は意味項(xiàng)目A、B、Cがあり、南方でも、北方でも使用する。當(dāng)時(shí)一般的に使用する意味は項(xiàng)目A“不亂合乎一定的形式(不雜踏;不參差不齊)”「整然としている」である。これは現(xiàn)代漢語(yǔ)でも常用する意味である。
b.“齊整”の意味項(xiàng)目Cは明代《金瓶》15條、清初期《醒世》34條検出したが、清初期以後の用例が少なくなり、《紅樓》1條、《儒林》3條、《兒女》2條、《官場(chǎng)》1條になる。意味項(xiàng)目Cは現(xiàn)代漢語(yǔ)でもあるが、あまり使用しない。これは明清時(shí)代白話小説の使用狀況からわかる?!罢R”は同じように、意味項(xiàng)目Cは《西遊》、《三言》、《二拍》、《金瓶》、《醒世》、《紅樓》に出現(xiàn)したが、清中期以後の用例があまりない。
c.明清時(shí)代“整齊”は“齊整”と同じように、意味項(xiàng)目A、B、Cもあり、南方も北方も使用する。當(dāng)時(shí)一般的に使用する意味は項(xiàng)目A“不亂合乎一定的形式(不雜踏;不參差不齊)”「整然としている」である。全體的に見(jiàn)れば、“整齊”は明清時(shí)代ではあまり使わないことが分かる。一方、“齊整”の使用頻度は比較的に高く、明清時(shí)代の“強(qiáng)勢(shì)詞”である。特に、明中期《金瓶》51條、清初期《醒世》115條出現(xiàn)した。しかしながら、言葉の発展で清中期以後は“齊整”の使用頻度は低くなり、“整齊”のようになりつつあり、明中期から清初期の優(yōu)勢(shì)地位を失ってしまう。“齊整”の意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”の意味は清末《官場(chǎng)》と《兒女》には用例未検出である。これは現(xiàn)代普通話になると“齊整”の意味項(xiàng)目B“漂亮、俊俏”の意味はあまり使わないという點(diǎn)では一致である。
d.全體的に見(jiàn)て“整齊”は明清時(shí)代にあまり使用されないが、民國(guó)から多く用いられるようになる。これは表二から分かられる。老舍の《四世同堂》に27條、巴金の《激流三部曲》に17條、張恨水の《金粉世家》に11條が出現(xiàn)する。
“齊整”は初期《醒世》時(shí)代以前使用頻度が高く、《金瓶》51條、《醒世》115條であるが、清中期以後は急減した。清代中期《紅樓》ではただ6條検出した。そこで、疑問(wèn)が出た。“齊整”と“整齊”の語(yǔ)用機(jī)能を行使する用語(yǔ)は何なのか。考察から、単語(yǔ)“齊”は清中期以後よく使われる。“齊”の組み合わせ能力が高く、主に動(dòng)詞と組み合わせる。例えば、“伺候齊了、“預(yù)備齊了”、“收拾齊了”、“搭配齊了”、“打點(diǎn)齊了”、“鋪齊”、“排齊”、“修齊”、“配齊”、“擺齊”、“坐齊”、“站齊”、“拿齊”、“備齊”、“湊齊”、“齊集”などである。その他、“齊備”、“齊全”の用例も多い。《紅樓》に“齊備”は16箇所、“齊全”20箇所出現(xiàn)する。
明清時(shí)代“齊整”は形容詞の副詞化(きちんとした)の用法がある(例①、⑧、⑨參照)。
①後來(lái)看小全哥滿了五年,晁夫人齊整送他與吳學(xué)顏一處,卻也還在宅裡住的日多,在莊上住的日少(《醒世》49.14b.1)(きちんとした?整った)
⑧自實(shí)只說(shuō)道長(zhǎng)久不見(jiàn),又遠(yuǎn)來(lái)相投,怎生齊整待他(《二拍》第二十四卷)(きちんとした?整った)
⑨那家子請(qǐng)我到家,齊整請(qǐng)了我一席酒,謝了我五兩銀(《醒世》6.9a.4)(きちんとした?整った)
ところが、明清時(shí)代、“整齊”は基本的に形容詞で述語(yǔ)として使用される(例⑩參照)。
⑩吃了晚飯,點(diǎn)上香拜了菩薩,命道婆自去歇著,自己的禪床靠背俱已整齊,屏息垂簾,跏趺坐下,斷除妄想,趨向真如(《紅樓》87.10b.5)(ちゃんと整えている)
そして、明清時(shí)代“齊整”は意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」の場(chǎng)合、多く使用するも「人の容貌」に限定していない、物も修飾する(例?、?、?參照)。この點(diǎn)は植田均《醒世姻緣傳》方言語(yǔ)彙辭典(2016)も言及する。
?晁大舍叫人與計(jì)氏說(shuō)道:適間用了五十兩銀子買(mǎi)了轎來(lái),甚是齊整,叫你去看看(《醒世》6.4b.3) (素晴らしい、綺麗である)
?你叫人收拾一副齊整些的攢盒,拿兩大尊酒,一盒子點(diǎn)心,一盒雜色果子,且先送與他過(guò)節(jié)(《醒世》3.11a.4) (素晴らしい、綺麗である)
?問(wèn)狄希陳道:姑夫,你看這頂帽套何如。狄希陳道:好齊整帽套。我京裏也看夠了幾千百頂,就只見(jiàn)了兵部職方司老吳的一頂帽套齊整,也還不照這個(gè)前後一樣,他那後邉就不如迎面的(《醒世》84.10a.8) (素晴らしい、綺麗である)
?衆(zhòng)丫嬛笑道:好一個(gè)齊整風(fēng)箏,不知是誰(shuí)家放的,斷了線倃們拿下他來(lái)(《紅樓》70.9a.10) (素晴らしい、綺麗である)
例?は“轎”、例?は“攢盒”、例?“帽套”、例?“風(fēng)箏”を修飾する。全部物である。
明清時(shí)代、“整齊”の意味項(xiàng)目B“漂亮、俊俏”「美しい、綺麗である」はあまりない。
張?。?010)《中古漢語(yǔ)同素逆序詞演變研究》は近世時(shí)代の“齊整”、“整齊”の意味差異を以下のように述べた。
齊整到近代漢語(yǔ)可以用來(lái)描述容貌外表,而整齊則沒(méi)有此用法。
明清時(shí)代、“整齊”の意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」は本當(dāng)にないか。明清時(shí)代“整齊”の考察から意味項(xiàng)目Bの用例がある。例?~?參照)。
?高贊見(jiàn)女兒人物整齊,且又聰明,不肯將他配個(gè)平等之人,定要揀個(gè)讀書(shū)君子,才貌兼全的配他(《醒世恒言》第7卷)(美しい、綺麗である)
?見(jiàn)堂中坐著個(gè)尼姑誦經(jīng),年紀(jì)雖是中年,人物到還十分整齊(《醒世恒言》第19卷)(美しい、綺麗である)
?公子進(jìn)去門(mén),夫人便問(wèn)你往那裏去來(lái)。前年在咱家裏做飯的老張婆子他說(shuō),人家有個(gè)閨女極整齊,待找你來(lái)合你商議,再找不著你。公子說(shuō)俺不要他。夫人惱了說(shuō)你還沒(méi)問(wèn)問(wèn)是誰(shuí),就說(shuō)不要,從此可也不給你找老婆了。你待等著做駙馬呵。你等著罷了。(《聊齋俚曲集》第1回)(美しい、綺麗である)
?母親胡氏,年已老邁。女兒名叫春瑛,卻生得阿娜聘婷,整齊標(biāo)致,那年已是二十五歲。(《八仙得道》第69回)(美しい、綺麗である)
?一人自想道:不料此地學(xué)塾裏面,卻有這等整齊的人,但不知他是誰(shuí)家的小姐。若得此人為妻,也總算償?shù)觅眍?yuàn)了(《文明小史》第40回)(美しい、綺麗である)
?這波子雖不能說(shuō)生得如花似玉,容貌盡算是很整齊的,所以能使張孝友意惹情牽(《留東外史》第39回)(美しい、綺麗である)
明清時(shí)代“整齊”の意味項(xiàng)目Bは用例殆どない。これは張?。?010)“整齊”の意味判斷にずれが生じる原因と思われる。
明清時(shí)代、“整齊”は基本的に形容詞で述語(yǔ)として使用されるが、動(dòng)詞の使い方もある(例?參照)。これは當(dāng)時(shí)の“齊整”と違って、“齊整”は動(dòng)詞の使い方があまりない。
?這張廣兒分路在外行劫,因千裏腳陳名報(bào)道二大王已拿得有美貌女子,請(qǐng)他到介山相會(huì),所以整齊隊(duì)伍而來(lái),行村過(guò)鎮(zhèn),壯觀威儀(《醒世恒言》第21卷)(秩序正しく整える)
現(xiàn)代普通話で“整齊”と“齊整”は普段形容詞として“東西不淩亂;外形規(guī)則完整”の意味で使用される。例えば、“物品擺放整齊/齊整”、“隊(duì)伍排列整齊/齊整”、“字寫(xiě)得很整齊/齊整”などである?!罢R”は常用語(yǔ)として良く使用される?!褒R整”は一般的に用いられない。佟慧君(1983)《常用同素反序詞辨析》では“整齊”と“齊整”の意味や使い方は同じ、ただ、“齊整”より、“整齊”の方がよく使用されると述べた。しかしながら、明清時(shí)代では“齊整”の使用頻度は“整齊”より比較的に高く、明清時(shí)代の“強(qiáng)勢(shì)詞”である。特に、“齊整”は話し言葉として意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」意味で使用されるのが普通である。(付録を參考する)
明清時(shí)代“齊整”の意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」は現(xiàn)代共通語(yǔ)にはあまりないが、現(xiàn)代方言にはどうなるか。
《漢語(yǔ)方言大詞典》により、“齊整”は方言で、“漂亮、俊俏”「美しい、綺麗である」を表し、冀魯官話(河北)、中原官話(鄭州、原陽(yáng)、商丘)、江淮官話(如東、安慶)、吳語(yǔ)(上海、啟東、呂四、南通、蕭山、杭州、舟山、寧波、安吉)、贛語(yǔ)(南昌)、客話(長(zhǎng)?。?、閩語(yǔ)(邵武)の地域に依然として使用される(南方でも北方でも使用する)。
これは明清時(shí)代“齊整”は南方でも北方でも“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」意味を使用することを反映する。ただ、語(yǔ)彙の発展で“漂亮;俊俏”の意味の使用は減りしつつある。最後に現(xiàn)代南方、北方の方言に継承される。
“明清時(shí)代整齊”の意味項(xiàng)目B“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」はあまり使用しない?,F(xiàn)代方言には継承されるか。
《漢語(yǔ)方言大詞典》により、“整齊”は方言で、“美麗;漂亮”「美しい、綺麗である」を表し、粵語(yǔ)(廣東陽(yáng)江)、閩語(yǔ)(福建壽寧)の地域に依然として使用される。ただ南方の地域だけである。これも明清時(shí)期“整齊”の“美麗;漂亮”「美しい、綺麗である」の使用は北方より南方の小説に多く出現(xiàn)するという特徴を反映する。
6.1“齊整”:文の中で置く位置の活発性
“齊整”は同一の意味を表す時(shí)に補(bǔ)語(yǔ)でもでき、狀況語(yǔ)でもでき、定語(yǔ)でもできる。以下の例文を見(jiàn)てみよう。
例?~?の“齊整”は「整える、備える」の意味が使用されるが、文の置く位置と文の成分は違う。
例?安排酒席齊整、例?擺放桌席齊整、例?安排酒席齊整
例?齊整擺了酒、例?齊整擺了兩席酒、例?齊整擺了兩席酒
例?安排齊整酒肴、例?設(shè)了齊整酒肴、例?辦了齊整酒席
↓
例?~例?「動(dòng)詞+名詞+齊整」の構(gòu)造
例?~例?「齊整+動(dòng)詞+名詞」の構(gòu)造
例?~例?「動(dòng)詞+齊整+名詞」の構(gòu)造
「動(dòng)詞+名詞+齊整」、「齊整+動(dòng)詞+名詞」と「動(dòng)詞+齊整+名詞」の構(gòu)造は置く位置が変わっても表す語(yǔ)義はあまり変わらない。このような「形容詞+動(dòng)詞+名詞」の構(gòu)造と「動(dòng)詞+形容詞+名詞」の構(gòu)造は置く位置が変わっても語(yǔ)義はあまり変わらないことは現(xiàn)代漢語(yǔ)でもある(例?、?參照)。
?合理地 進(jìn)行 管理=進(jìn)行 合理的 管理
?安安穩(wěn)穩(wěn) 過(guò) 日子=過(guò) 安安穩(wěn)穩(wěn)的日子
置く位置が変わっても語(yǔ)義はあまり変わらない形容詞はごく一部だけ。全部の形容詞ではない(例?、?參照)。
?開(kāi)心的 來(lái)到 校園≠△來(lái)到 開(kāi)心的 校園
?正確的 答 題≠△答 正確的 題
しかしながら、明清時(shí)代の“齊整”は「動(dòng)詞+名詞+齊整」の構(gòu)造もある。
→例?安排酒席齊整、例?擺放桌席齊整、例?安排酒席齊整
この場(chǎng)合の“齊整”は文の中に補(bǔ)語(yǔ)として使われる。形容詞が補(bǔ)語(yǔ)として用いられる構(gòu)造「名詞+動(dòng)詞+形容詞」は一般的である(例?、?參照)。
?房間 打掃 幹凈。
?坑 挖 淺了。
もし、「動(dòng)詞+名詞+形容詞」の構(gòu)造のようにしたら(例?、?參照)、
?×打掃 房間 幹凈。
?×挖 坑 淺了。
「動(dòng)詞+名詞+齊整」の構(gòu)造は不自然である。
上記のように、明清時(shí)代の“齊整”は「動(dòng)詞+名詞+齊整」、「齊整+動(dòng)詞+名詞」と「動(dòng)詞+齊整+名詞」の構(gòu)造はあり、置く位置を変えても語(yǔ)義はあまり変わらない。補(bǔ)語(yǔ)の場(chǎng)合、「動(dòng)詞+名詞+齊整」構(gòu)造は特徴である。同じ時(shí)代の“整齊”はこのような用法はあまりない。また、現(xiàn)代漢語(yǔ)でもあまり使わない?!褒R整”は置く位置の多様性は明清時(shí)代では“整齊”より活発的であることがわかるだろう。
ところが、明清時(shí)代の“整齊”は“齊整”と比べ、そんなに活発的ではない。用例が少ない。文の中で一般的に述語(yǔ)として使用される。
6.2“齊整”の重畳現(xiàn)象-“齊齊整整”。明清時(shí)代“齊整”は発展するとともに重ね型“齊齊整整”も使われる(例?、?參照)。
?叫家人在廳上明灼灼點(diǎn)了燭,生了火,頓下極熱的酒,果子按酒攢盒擺得齊齊整整的,又在對(duì)面倒廳內(nèi)也生了火,點(diǎn)了燈,暖下酒,管待下人(《醒世》14.3a.10)(ちゃんとそろえている)
?後邉?dòng)中聫木爸輥?lái)了一個(gè)尼姑,姓郭,年紀(jì)三十多歲,白白胖胖,齊齊整整的一個(gè)婆娘,人說(shuō)他原是個(gè)娼婦。出家其人伶俐乖巧,能言會(huì)道,下在海會(huì)白衣庵裡(《醒世》8.11b.2)(美しい、綺麗である)
例?、?から“齊齊整整”は「ちゃんと揃えている」意味と「美しい、綺麗である」意味を持っている。表三は明清時(shí)代“齊齊整整”の出現(xiàn)狀況である。表三から見(jiàn)れば、明清時(shí)代では“整整齊齊”より“齊齊整整”の方は使用頻度が高い。《金瓶》10條、《醒世》6條?!罢R齊”は《金瓶》1條で、他の小説には未検出である。そして、“齊整整”の重ね型の用例がある(例?參照)?!褒R齊整”の用例は未検出である。
?便是天果然合你有個(gè)年誼世好,他也沒(méi)法了??v有旺騰騰的好時(shí)運(yùn),也不怕不重新敗壞下來(lái);齊整整的好家園,也不怕不重新蕭條下來(lái)(《兒女》29.2a.6)(整える?立派な)
“齊整整”と“齊齊整整”は“齊整”の重ね型で、“整整齊齊”は“整齊”の重ね型で、それぞれ使用回?cái)?shù)から、明清時(shí)代の“齊整”が活発的ということの反映とは言えるだろう。
小説の語(yǔ)體は二種類(lèi)に分かれ、一つは小説の物語(yǔ)敘述部分を地の文と呼ばれ、もう一つは作品の中での會(huì)話で用いられる言葉遣いを口頭語(yǔ)と言われる。これに基づいて清初期、北方漢語(yǔ)の代表的な白話小説《醒世》の“整齊”と“齊整”の會(huì)話文と地の文から調(diào)べた結(jié)果は表四のようである。
データから“齊整”の口頭語(yǔ)(43/115)と地の文(72/115)はそれほど差が大きくない。しかしながら、“整齊”は出た2條は全部地の文に使用される?!罢R”と“齊整”のそれぞれ會(huì)話文と地の文の使用條數(shù)から““齊整”の口語(yǔ)色は“整齊”より強(qiáng)く、當(dāng)時(shí)で基本的に日常生活の會(huì)話で用いられ、通俗的、分かりやすい言葉と考えられる。一方、“整齊”は會(huì)話文の使用狀況はあまり活発ではない。
明清時(shí)代“齊整”は強(qiáng)い口語(yǔ)表現(xiàn)であることは《紅樓》からも分かられる(表五參照)。
本研究を通して、明清時(shí)代の“齊整”と“整齊”の違いは意味面の他に、品詞面、會(huì)話文と地の文、文の成分、現(xiàn)代漢語(yǔ)への継承での差異が以下のようにある。
明清時(shí)代の変遷について、明清全體的に見(jiàn)れば、“齊整”の使用頻度は“整齊”より比較的に高く、明清時(shí)代の“強(qiáng)勢(shì)詞”である。特に、明中期《金瓶》51條、清初期《醒世》115條出現(xiàn)した。しかしながら、言葉の発展で清中期以後は“齊整”の使用頻度が低くなり、“整齊”のようになりつつある。清中期以後“齊整”は既に明中期から清初期の優(yōu)勢(shì)地位を失ってしまう。そして、“整齊”は明清時(shí)代にあまり使用されないが、民國(guó)から多く用いられるようになる。
品詞、意味面で明清時(shí)代の“齊整”は形容詞の副詞化(きちんとした)の意味もあり、“漂亮、俊俏”「美しい、綺麗である」意味の場(chǎng)合、多く使用するも「人の容貌」に限定していない、物も修飾する。一方、明清時(shí)代の“整齊”は普通に形容詞で述語(yǔ)として使用されるが動(dòng)詞の使い方もある。これは“齊整”と違う。
會(huì)話文と地の文から明清時(shí)代の“齊整”の口語(yǔ)色は“整齊”より強(qiáng)く、當(dāng)時(shí)で基本的に日常生活の會(huì)話で用いられ、通俗的、分かりやすい言葉と考えられる。一方、“整齊”は會(huì)話文の使用狀況はあまり活発ではない。
現(xiàn)代方言への継承について、“齊整”は方言で、“漂亮、俊俏”「美しい、綺麗である」を表し、南方、北方の一部では依然として使用される。これは明清時(shí)代“齊整”は南方でも北方でも“漂亮;俊俏”「美しい、綺麗である」意味を使用することを反映する。一方、“整齊”は方言で、“美麗;漂亮”「美しい、綺麗である」を表し、粵語(yǔ)(廣東陽(yáng)江)、閩語(yǔ)(福建壽寧)の地域に依然として使用される。ただ南方の地域だけである。これも明清時(shí)期“整齊”の“美麗;漂亮”「美しい、綺麗である」の使用は北方より南方の小説に多く出現(xiàn)するという特徴を反映する。
文の置く位置について、明清時(shí)代の“齊整”は「動(dòng)詞+名詞+齊整」、「齊整+動(dòng)詞+名詞」と「動(dòng)詞+齊整+名詞」の構(gòu)造はあり、置く位置を変えても語(yǔ)義はあまり変わらない。補(bǔ)語(yǔ)の場(chǎng)合、「動(dòng)詞+名詞+齊整」構(gòu)造は特徴である。同じ時(shí)代の“整齊”はこのような用法はあまりない。また、現(xiàn)代漢語(yǔ)でもあまり使わない?!褒R整”は置く位置の多様性は明清時(shí)代では“整齊”より活発的であることがわかるだろう。
[注]
1)“《醒世》49.14b.1”は例文の出典を指す?!靶咽馈堡稀缎咽酪鼍墏鳌贰ⅰ?9”は《醒世姻緣傳》の49回、“14”は14ページ目、“a”は表(“b”は裏)、“1”は1行目である。
[謝辭]
本研究を進(jìn)めるにあたり、ご指導(dǎo)を頂く植田教授に感謝致します。また、日常の議論を通じて多くの知識(shí)や示唆を頂いた研究室の皆様にも感謝します。
參考文獻(xiàn):
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【作者簡(jiǎn)介】石亮亮,熊本大學(xué)博士後期三年生。